ソハヤノツルキ ウツスナリ……。この言葉が俺を示すもの。坂上宝剣の写しにして、大典太光世とは兄弟だな。主を変えて使われ続ける在り方と、主とともに長き眠りにつく在り方。刀としてはどちらが幸せなんだろうなぁ?
ソハヤノツルキ ウツスナリ。坂上宝剣の写しだ。よろしく頼むぜ。
目覚めるときが来たな
刀剣乱舞、始めるぜ
そろそろ出番だな
わさわさすんな…
なまじ霊力があると置き物扱いになる、皮肉なもんだ
俺の霊力に用でも?写しの霊刀でいいのかい?
…また、しまわれているだけに逆戻りかぁ
っ……!触んな……怪我人だぞ……
まあ、長いこと放っておかれるわけじゃあるまいし、心配するなって。
ん……、ちょっとな。思うところあって、頼みがある
守り刀って言っても、写しだから将の器じゃないってか
いいのか?俺は坂上の宝剣そのものじゃないんだぜ?
甘いものの差し入れたぁ、気が利いてるじゃねえか
よしっ!食後の運動とするかね
おいおい。いいのか?こんなに奮発しちゃってさ
実戦への備えは重要だよな
ちょっとはよくなったかなぁ?
この装備…俺の霊力と相性がいい…!
遠征か、いいねぇ。置物じゃ味わえねぇからなぁ。
今帰った!結果はこういったところだな。
遠征部隊が帰ってきたな。
この反応、新たな剣が生まれたようだな
できた!
すぐ戻る。置物扱いでも無傷の方がいいだろ
くっそ……霊刀といっても写しじゃこのザマか……
霊力が高まってきた!
どうやら任務が達成された様だな!
ん…?なにやら文が届いている様だな
いざという時に備えて、倹約も必要だからな
霊力…じゃんじゃん出しますよって!
待て、そこに気配がある。……いや、敵じゃねぇ
不穏な気配を感じる…敵の布陣を把握しろ!
写しといえど、主の守り刀なんでな!
この結果で吉兆を占ってみようかねえ。
そこだ!
我が切っ先を恐れよ!
貴様の動き、全て見えているぞ!
見誤ったか…!
俺を恐れないようだな……!
くそっ! 写しじゃ霊力が足りねぇのか!
写しだからって, 俺の霊力なめんな!!
待つのは得意でな。この機を待っていた!
この気配は……気を引き締めろ!
写しだからってなめんじゃねぇぞ
霊刀として磨かれてきた!
ちゃんと確認してるか?
今生は戦場にて倒れる、か……無銘刀にゃ、むしろ相応しいよな……
まさか世話をする側、それも馬相手になるとはなぁ……
意外に良かった……
こういった事はあまり、慣れてないんだがなぁ……
なかなかに新鮮な体験ではあった。
……練習ね、練習。
……ヤな汗かいたぜ。
こらこら、落ち着けって
くっ……怪我人に頼るような用事でも……あんのかよ……っ
鍛刀が終わったようだぜ。これからの予定は?
手入が終わったようだぜ。次に待ってる奴は?
催し物だとさ、どうする?
おっ! いいんじゃねえかな!
おっ、ありがとさん!
わかった! まかせろ
模様替えかぁ、俺は特に言うことはないな
霊力の調整が上手くいかねぇなあ
うわっ! 手がっ!
悪い悪い! 失敗だ
あぁー出来たと思ったんだがなあ
おっとぉ! 俺の霊力にビビってくれるなよ?
守り刀にお守りかぁ……うん
行くぜ!
おー。よかったよかった。置物生活に戻ったかと。やっぱりなぁ。主がいないとどうしても不安になっちまうんだよな
新年早々、願掛けかい?
目覚めるかどうか……
小吉。すやすや……
中吉。まだ目覚めの時ではない
大吉。目覚めたぞ!
まっ、本日は花が主役なわけで、霊力は仕舞っておこうかね
おっ!
いいねぇ
主と見れてよかった。いい時間をありがとな
武運長久
おお……!
俺は願われる側の刀だが、折角の機会だからな
遠征部隊が帰ってきたな
鍛刀が終わったようだぜ?
手入が終わったようだぜ?
内番が終わったようだな
守り刀として役に立てたか?
そこだ!
さて
鬼か、こりゃあ守り刀の仕事だな!
これは…鬼の気配…ッ!
鬼はー外ー! 福はー内ー!
鬼はー外ー!
福豆、じゃんじゃんまきますよって!
一気に決めちまおうぜ!
お前ら行くぞ!
俺達もついに二周年か。この本丸も、いたるところに霊力を感じるな
さて、俺たちもこれで三周年。これからも俺の霊力、大いに役立てるよう励むぜ
四周年……なるほど。任せろ、厄除けは俺の出番だな?
これで俺たちも五周年というわけだ。長く続けただけ、霊力が高まってるねぇ
六周年かぁ。節目を超えた分、今までの限界も超えられる気がしてきたぜ
よし、これで俺たちも七周年。例年ながら、気合を入れ直していくぜ!
八周年かぁ。いやぁ、俺たちがどこまでいけるものか、腕が鳴るぜ
さて、九周年か。大きな節目の前に、しっかり厄を払っておかなきゃな
へぇ。今日で就任一周年なのか。もう新米って顔つきじゃないもんな
就任二周年めでたいな。いいね。すっかり目が違う
おっ、ついに就任三周年か。さっすが!
聞いた聞いた、就任四周年おめでとう!
ははっ、就任五周年か。主も霊力を周囲に感じさせるようになってるんじゃあないか?
よっ、これで就任六周年だな! 気分一新していこうぜ?
おお、そういや就任七周年じゃないか! おめでとう!
おめでとう、就任八周年だな! ここまで続けてくれるとは頼もしいねぇ!
就任九周年おめでとう! いやあ、主の力も大したもんだ。そうじゃなきゃ、こうはならねえな
霊刀とは何たるかを見極めてきたソハヤノツルキだ。主の願いこそ俺の霊力の源。主の守り刀として、仇なすものを退けてやるぜ
へへっ、待たせたな。こうなると、ホンモノより強いんじゃねーか?
俺の霊力で、凶兆は斬って見せるさ!
心配せんでも、この場の安寧は保たれているよ。見張るのには慣れているからな
っこぉらっ、切っ先で突くのは、俺の側だろうが!
今は信じて待つか。今代の主は、俺を置物扱いにはしない!……と、いいなあ
っあー、くそ、……修理してえなぁ
まあ、長いこと放っておかれるわけじゃあるまいし、心配するなって
守り刀の真価、見せてやるぜ!
俺の霊力で、主に仇なすものを退けてみせる!
差し入れとはいいねぇ。あ、わりぃ。茶もくれねぇか?
腹ごなしついでに、ちょちょいと片付けてくるかねぇ
奮発させた分は、働きで返さないとな
良くなったかな
おっと!強くなってきましたよ!
実戦への備えは重要だよな!
しばらく留守にする。本陣の守りは任せたぜ
今帰った。まぁー、こんなもんか
遠征部隊が帰ってきたな。良かった
……この反応、新たなお仲間が生まれたなぁ
結構いいもんじゃねぇの
研ぎ直してくる。すぐ戻るから、守りに問題はない
すまねぇ……しばらくの間、前線から退く。……っ守りは大丈夫か?
っ高まるぅ―!
任務が達成されたな!
おっ、文が届いてるなぁ
前の主はやり過ぎだったが、倹約は大事だ。わかってるよなぁ?
俺の霊力、迸る時が来たか……!
気配がある! ……あ、いや、敵じゃない
ここは殺気に満ちているな……、敵の布陣を把握しろ!
いざ参る。災厄は全て斬って捨てる!
試し切り、というわけじゃないが、俺の切れ味を見てもらおうかねえ
我が切っ先を恐れよ!
そこだ!
俺の霊力の前に、足が止まってるな
見誤ったか
俺を恐れないようだな
っ、俺の霊力を上回ってきたか
我が霊力を恐れよ、刃向かうものは斬って捨てる!
鳴くまで待とう……だな!
っこの殺気!
災厄は全て振り払った。安心しろ!
それ、何かの作戦か?
……案ずるなって……俺の魂は……久能山から、いつでも見守っているから……!
世話をする側の立場になるっていうのも重要だな……
馬いいなぁ
作物がでかくなってきた
畑いいなぁ
……本気でいくぜ
うん、いい汗かいた
どうした?そんなに俺の霊力が必要なのか?
っうっ、……そこまでしておいて、俺の霊力必須な用事、なんだろなぁっ?!
鍛刀が終わったようだぜ。これからの予定は?
手入が終わったようだぜ。次に待ってる奴は?
催し物だとさ。俺の霊力に出番はありそうか?
おっ! いいんじゃねえかな!
おっ! ありがとさん!
おぅ! 俺に任せとけ!
模様替えか。いや、俺に意見を求められてもな
霊力を込めすぎたか
へっくしゅん。……あっ
いやぁ、失敗失敗
すまん! 次は上手くやる
おっと。俺の霊力にビビッてくれるなよ?
守り刀にお守りねぇ。ははっ
出る!
安心しろ。主の不在を守るのは霊刀の役目さ
心配すんな、今年も一年、凶兆は俺が斬ってみせるぜ
目覚めるかどうか……
小吉。すやすや……
中吉。まだ目覚めの時ではない
大吉。目覚めたぞ!
俺的に、花見はちぃーとばかし地味なんだよなあ、霊力的な意味で
おっ!
すげー
いやー、よかった!主が隣にいると、ただ見るのとは一味違うな!
武運長久
おお……!
俺は願われる側の刀だから、折角の機会だからな
遠征部隊が帰ってきたな
鍛刀が終わったようだぜ?
手入が終わったようだぜ?
内番が終わったな
鬼はー外ぉ! 福はぁー内ぃ!
鬼はー外ぉ!
俺の福豆、ほとばしる時が来たか
霊力はじゅうぶん。いくぜ、お前ら!
さて、九周年か。大きな節目の前に、厄を払っておかなきゃな。霊力の振るいどころってやつだぜ
へぇ、今日で就任一周年なのか。もういっぱしの猛者だな?
就任二周年めでたいな。どうだい、古今東西の名刀を集めてきた感想は?
おっ、ついに就任三周年か。よく頑張った!
聞いた聞いた、就任四周年おめでとう! これからも頑張りな!
いやぁ、さすがに就任五周年ともなるととてつもない霊力を感じるな。……褒めてるんだぜ?
よっ、これで就任六周年だな! 年々気を張ってばかりじゃ息も詰まる。気分一新していこうぜ?
おおっ、そういや就任七周年じゃないか! へへっ、なんてな。ちゃんと覚えてるって!
おめでとう、就任八周年だな!ここまで続けてくれるとは頼もしい限り。これからもよろしくな!
就任九周年おめでとう! いやあ、主の力も大したもんだ。自覚はないかもしれないけど、俺にはわかるぜ
主へ
俺は霊力を高めるべく険しい山へと分け入った。その奥には伝説の滝が~
あ~やめた、やめた。嘘は信念に反する。
俺が強くなるには霊力ごと高める必要があると思うんだ。
ただ、俺はこの霊力ってやつが本当の意味では一体何なのか……
正直いまいちわかってないんだわ。
乱世を生き抜いた家康公は、最期にこの国の鎮護を俺に託した。が……
田村将軍の「ソハヤノツルキ」の写しならば鬼と戦う力があるに違いないとか、
「坂上宝剣」の写しであればこの世を守ることができるに違いないとか、
この銘を持つ俺にはその力がコピーできていると思っていたのかねえ。家康公は。
……やっぱ、滝に打たれてくるわ。
Dear Master,
In order to raise my spiritual power I pushed my way deep into the steep mountains. And there I found the legendary waterfall~
Ahh, I call quits. Lying goes against my principles.
I think that in order to get stronger I must raise my spiritual power.
However, what the true meaning of this spiritual power is...
Honestly, I ain't quite sure.
Lord Ieyasu, who lived through the turbulent times, entrusted me with protecting the country in his final moments. But...
I wonder if he thought that a copy of Tamura-shogun's "Sohayanotsurugi" should have the power to defeat demons no doubt,
or that a copy of "Sakanoue's treasured sword" should be able to protect this world no doubt,
that I, bearing this inscription, should be able to copy those powers. Lord Ieyasu, I mean.
...I'm gonna go get myself hit by that waterfall after all.
主へ
冷たい水でシメられてこそよく斬れる刀になる……にしても、今は人の身だ。
いやぁ、冷たい冷たい。寒いところは嫌だって狸の爺さんも言ってる。
この狸は江戸に立ち寄ったときに大手門の前でウロウロしていた奴。
なんとなく愛嬌がある顔だったし、道連れにしてやってんだ。
一族の今後が心配だの、息子と嫁の不仲が気になるだの、ブツブツ言ってたからさ。
田村将軍の剣の写しが守ってんだ。少なくともあと250年余は安泰だって言ってやったら、
狐に化かされたみたいな顔をしやがった。
そんなわけで、これを連れて駿河に行ってくる。
Dear Master,
Precisely because it is drenched with cold water will a sword cut well... Even so, right now I have a human body.
Ahh, so cold, so cold. The old tanuki too says he doesn't like the cold.
This tanuki was loitering around the Otemon gate when I stopped by Edo.
His face was kinda charming, so I took him along.
He complained about how he's worried for the future of his family, about how his son and wife don't get along, you see.
The copy of Sakanoue's treasured sword is protecting him. I told him he'd be safe for at least another 250 years, and so he made a face as if he'd been tricked by a fox.
'Cause of that, I'm taking this along and am off to Suruga.
主へ
人の一生は重荷を負て、遠き道をゆくが如し。
長い階段を登っていると狸が頭の上からしたり顔で語るんだ。
始まりも終わりも。やりたかったことも、やり残したことも。
すごいぞ、徳川家康! よ、東照大権現!
褒めてやってもいいが、こっちは歩くたびにてめえのふぐりがベチベチして最悪だ。
一番上まで登ったら、狸がぽてりと降りて言いやがった。
なぜお前なのかといえば、最期に持っていたからで、たまたまだって。
堪忍堪忍、急がず行けよ。一緒に歩いてくれてありがとうって。
「ソハヤノツルキウツスナリ」。本当の俺は斬れるだけの平凡な刀なのかもしれない。
それでも狸爺は最期に俺に言ったんだ。この国の鎮護となれと。
その言葉が、願いが霊力となって、俺を霊刀に押し上げた。
ということは、今の俺の霊力を高めるのは、今の主の願い以外にはないということだ。
思い出に浸るのは終わりだな。主、俺に願ってくれ。これまでも、これからも。
Dear Master,
A human's life is like carrying a heavy burden along a long road.
We're climbing a long flight of stairs when the tanuki talks to me from above my head with a triumphant look on his face.
About his beginnings, about his ends. About the things he'd wanted to do, and the things he'd left unfinished.
Amazing, Tokugawa Ieyasu! Good going, Toshou Daigongen!
I don't mind the praising, but your bells jingle whenever I walk, it's the worst.
When I made it to the top, the tanuki hopped off and started talking.
He said "If you ask me why you, it'd be by chance, because I had you in my last moments."
"Patience, patience, go without hurrying. Thanks for walking with me," he said.
"Sohayanotsurugi Utsusunari." The real me might just be a plain sword, only good for cutting stuff.
Even so, the tanuki geezer told me this in his final moments: Become this country's guardian.
Those words, that wish, became my spiritual power, and hoisted me up to spiritual sword.
That means that what can raise my spiritual power as I am at current, is nothing but my current master's wishes.
I'm done drowning in memories. Master, make your wishes on me. As you've done, and into the future too.